中学生へ
勉強をする理由

今勉強しておくと、将来必ず得をする

このページでは「勉強をする理由（勉強することで将来得をする理由）」を話します。
「なぜ、勉強しないといけないのか？理由が分からない」という中学生(本人) へのメッセージです。

テスト返却

「また順位が下がった。勉強、大丈夫？」
「あなたのためなんだから、勉強しなさい」

テストのたびに聞かされる、お父さんお母さんの言葉。
小学生の頃と違い中学生にもなると、お父さんお母さんの話を素直に聞く気分になれないかもしれません。
でも、その言葉は「今頑張ることで、君は絶対に将来得をする（逆に今頑張らないと、大変な苦労を負ってしまう）」という事実を、君に伝えようとする親心です。中学生には、その真意を理解できないかもしれません。が、「誰のためでもない、100％君のことだけを想った言葉だ｣ということは、信じてください。

表現が適切か分かりませんが、君は今「準備の人生」を過ごしています。
人生80年とすれば、最初の20年は、お父さんお母さんはじめ周囲の方々から守られています。守られ育ててもらう20年間で、残り60年生き抜くための力、土台を築きます。その意味で、今、準備の人生を過ごしています。
準備の人生の後に、「本番の人生」があります。ものすごく大きな可能性のある、「あなたらしい人生」です。周囲から守られることも、お節介を焼かれることもなくなります。あなたの考えで、あなたの力で歩む人生です。
「本番の人生」は、「準備の人生」に大きく左右されます。楽しく豊かではつらつとした人生にするのか、後悔の多い人生にするか、あなた次第です。
胸をはって「本番の人生」に臨めるよう、しっかり準備してください。

この後は、中学生よりも少し人生経験を積み、少し多くの人と出会ってきた者が、今のうちに君に伝えておきたいメッセージです。
説教くさくならないよう、客観的事実として「勉強する理由」を５つ挙げます。

勉強する理由①
「なせば成る」自信をつける

テストを持つ笑顔の女の子

勉強は、努力が必ず報われます。
確かに受験は一発勝負で、どっちに転ぶか分かりません。が、少なくとも努力した分、必ず点数は伸びます。
できなかった問題ができるようになれば嬉しいし、点数が上がれば自信になる。高校受験で合格したら、涙が出るほど感激する。
中学生のうちに、そんな「頑張ればできた」という体験をしておくべきだと思います。

「なせば成る」という自信を持つ、これが君に一番伝えたいテーマです。個別教育Ｍｙチャレンジは、みんなに「なせば成る」ということを伝えるための塾です。
詳しくは、こちら（⇒成績アップ保証制度）に書いているので、読んでみてください。

勉強する理由②
頭脳（思考力や判断力）を鍛える

高校生たち

サッカー選手は、ドリブルやキックの技術で勝負します。ただし、前提として基礎体力（走力など体の強さ）は欠かせません。
君も仕事を始めると、それぞれの仕事固有の技術で勝負します。そして、前提として頭脳が鍛えられていること（思考力や判断力などの頭脳の強さ）が大事です。
学生時代にどれだけ頭脳を鍛えてきたかで、仕事をするときの基礎体力が決まります。仕事をし始めると痛感するはずです。

大人になり自分の力で生きていくためには（仕事とは関係なく、例えば専業主婦の場合も）、子どもとは違うことがあります。
子どものときは、何か問題があるとご両親が解決してくれます。が、大人になると、ひとりで解決していくしかありません。人生の中で必ず何度かは、大きな難題に直面します。そのときに必要なのが、自分の頭で考え判断する力です。

その問題解決能力であったり、思考力、判断力というのは、子ども時代の頭脳トレーニング、すなわち勉強で身につきます。十分に鍛えられた頭脳と、トレーニング不足の頭脳では、難題に直面したときの反応がまるで違います。

勉強する理由③
努力し続ける力をつける

勉強している子

中学生は、勉強や部活動で「努力し続ける力」を養っています。

テレビを見ることもゲームやネットをすることもできる時間に、自分を律し勉強する人は、成績が上がります。「何か成し遂げよう」と思えば、努力が必要。当たり前の話。
「努力し続ける力」は、習慣です。自分を律し努力する習慣を持たない人は、いざというときにも努力できないし、力が出ない。

大人は、何をするにせよ、自分の意思で決められます（決めなければなりません)。
「何か目的を持ち、自分を律し努力する人」と「場当たり的な過ごし方をしてしまう人」では、違う人生を歩みます。
人生に優劣はつけられません。選ぶのも自由です。が、ただ違う人生を歩みます。

勉強する理由④
学歴で損をしない

大学生たち

どんなに立派な学歴（分かりやすい例で言えば東大卒業)であっても、仕事ができない人はいます。そんなに立派な学歴を持たなくても、仕事ができる人もいます。（学歴が高い人の方が仕事ができる人が多いのも現実ですが、例外は多々あります。）
仕事に学歴は関係ありません。むろん、人間性には無関係です。

それでも、学歴が高いと得をし、学歴がないと（逆転可能ですが）ハンディキャップを負う。これも事実です。
人生では多くの人と出会います。そのとき残念ながら、全ての人の本質を見抜くことはできません。そこで多くの人は、（例えば就職活動のとき）人を見るときに学歴を判断材料の一つとします。
周りの人が君を見るとき、「頭脳を鍛えてきたか」「努力する習慣を持つか」を推測する上で、学歴がヒントになるからです。

勉強する理由⑤
君の可能性（将来の選択肢）を広げる

高校生たち

将来の夢や目標が明確になっている人もいれば、まだ考えたことがない人もいると思います。また、今の考えや夢は変わるかもしれません。
将来の可能性は大きく広がっています。予測不能です。

いつか君も「これをやりたい」と夢中になれるものを見つけるはずです。そのとき、何らかの理由で「自分には無理だ」とあきらめざるを得ないようなことがあれば、悲しいことです。

将来の可能性は大きく、予測が難しい。だからこそ、選択肢を多く残しておくべきです。
ここまで話をした「なせば成る自信」「頭脳を鍛えること」「努力し続ける力」「学歴」は、どんな道を歩むにしろ、君の大きな力となります。

塾長の似顔絵

以上が、「勉強する理由（今、勉強しておくことで、将来、必ず得をする理由）」です。なるべく説教じみた調子にならないよう、事実を淡々と並べたつもりです。

これら5つの理由以外にも、「勉強する理由」はあると思います。お父さんお母さんはじめ君が信頼する大人から「なぜ勉強するのか」話を聞いても良いと思います。

後は自己判断、自己責任です。自分の人生、自分しか責任が取れません。
最後にもう一度言います。

今君は準備の人生を過ごしています。準備した後で「本番の人生」があります。ものすごく大きな可能性のある「あなたらしい人生」です。君の考えで、君の力で歩む人生です。
「本番の人生」は、「準備の人生」に大きく左右されます。

楽しくはつらつとした人生を歩むのか、後悔の多い人生にするのかは、君次第です。
しっかり準備して､ドーンと胸をはって
「本番の人生」へ一歩を踏み出してください。